プロローグ

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山々に囲まれ、普段はほとんど人が訪れない、都会から遠く離れた山奥に、1つの村がある。 それが『鬼神村』 災害が起きたとしても、救助隊が到着するのに3日はかかりそうな、山奥の田舎。 バスもほとんど通らないし、電車も通っていない。村に1つだけある雑貨屋が、村全体をカバーできてしまうという、本当に小さな村。 人口は200人ほどで、住民同士はほとんど顔見知り。 そんな小さな村に生まれ育ち、専門学校へ通うため、村を離れた男が1人。 2回目の夏休みを地元で過ごそうと、彼は村に帰って来た。 だが、彼はまだ知らない。 村の風習に隠された、大きな秘密を。 それが、彼と彼の幼なじみを巻き込んだ、大事件になることを・・・
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