幼なじみ

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「相変わらず明るい人だよな」 「ふふっ、苦手なタイプ?」 「まさかぁ~長い付き合いになれば、苦手とか関係ないだろ」 そこで会話が途切れた。 床でくつろぐ真治と、ベッドの上で笑みを浮かべている楓。 自然と、見つめ合う形になる。 (やべ・・・ドキドキしてきた・・・) 好きな女の子と、部屋で2人きりで見つめ合う。 この状況でドキドキしないほうがどうかしてる。 「あ・・・あのさ」 「な、何?」 お互い、声が上ずってしまった。 (告白・・・してもいいかな) フライングすることになるが、それ以上の長い間、気持ちをぶつけることを我慢してきた。 (少しぐらい・・・フライングしても・・・) 「俺・・・さ」 決意を固め、自分の気持ちを口にする・・・ 「オラオラ~!!!楓!真治!!迎えに来たぞ!!!」 と、タイミングよく部屋の扉が開いた。 笑顔の智が、空気をぶち壊してくれたらしい。 「っ!!!ううう・・・」 邪魔された怒りと、フライングしそうになった後ろめたさが重なって、真治は微妙な表情を浮かべるしかなかった。 「ん?2人ともどうした??みんな外で待ってるぞ!!バーベキューだ!!!」 黙っていても、ご飯にありつけるわけではない。 とりあえず3人は、バーベキューにありつくため、庭に出た。
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