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外では既に、バーベキューの用意がしてあり、テーブルや皿、肉や野菜など、必要なものはすべて並べてあった。
「遅ぇぞ!!」
肉をたくさん乗せた皿を持った龍二に、まずは怒鳴られた。早く焼き始めたい様子だ。
「準備よすぎじゃね?どっから仕入れてきたんだよ、バーベキューセットなんか・・・」
「あれ?真治に言わなかったっけ?今日はバーベキューだって」
その横で龍二に待ったをかけていた華子が口を挟む。
「いや、聞いてないぞ・・・お前ら、智を追いかけてどっか行っちゃったし・・・」
「あ、そっか・・・でも、楓は知ってたんじゃないの?」
「ううう・・・忘れてた・・・」
結局は、楓がボケてたから、真治にバーベキューが伝わらなかったらしい。
「変なところで天然だよね・・・楓ってば」
「ごめんね・・・」
「2人も来たし、焼くぞ!」
龍二が、肉を網の上まで持っていく。
「ダメ!仁志がいない!!!」
「じゃあ俺が焼く~」
今度は、智が肉を持った。
「俺がいない間に、何始めようとしてやがる・・・チビ助!!」
トイレから帰って来たのだろう、後ろから仁志もやってきた。
「わ~逃げろ~!!」
「バカ2人!!さっきと同じことになるでしょ!!落ち着け!!!」
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