幼なじみ

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華子の一喝で、2人とも大人しくなる。 「よし。みんな静かになったところで・・・真治おかえり記念バーベキュー開催~」 「わ~。よし、焼くぞ!!」 龍二は、相変わらず肉が焼きたくてうずうずしているらしい。 気の無い返事に、怒りの表情を浮かべた華子だが、これ以上は無駄だと思ったのだろう。 「はぁ・・・もういいや。始めちゃっていいかな?」 華子が、申し訳無さそうに真治に問いかける。 「いいぜ。これ以上お預けしたら、龍二に恨まれそうだ」 「文句ねぇだろ!よし、みんな焼け!!」 「わかったよー!」 「全部投入だー!」 龍二の一声で、楓と智が肉を放り込む。 「ってか、楓もやる気満々じゃんか・・・」 真治の隣にいたはずの楓が、いつの間にか焼く側に回って騒いでいる。 「あいつもお祭りごとは大好きだしな」 仁志はどうやら、焼く側ではなく食べる側に回るらしい。 肉奉行(?)に回った華子が居る限り、肉にありつけないことは無いだろう。 真治も、食べる側に回ることに決めた。
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