5人が本棚に入れています
本棚に追加
華子の一喝で、2人とも大人しくなる。
「よし。みんな静かになったところで・・・真治おかえり記念バーベキュー開催~」
「わ~。よし、焼くぞ!!」
龍二は、相変わらず肉が焼きたくてうずうずしているらしい。
気の無い返事に、怒りの表情を浮かべた華子だが、これ以上は無駄だと思ったのだろう。
「はぁ・・・もういいや。始めちゃっていいかな?」
華子が、申し訳無さそうに真治に問いかける。
「いいぜ。これ以上お預けしたら、龍二に恨まれそうだ」
「文句ねぇだろ!よし、みんな焼け!!」
「わかったよー!」
「全部投入だー!」
龍二の一声で、楓と智が肉を放り込む。
「ってか、楓もやる気満々じゃんか・・・」
真治の隣にいたはずの楓が、いつの間にか焼く側に回って騒いでいる。
「あいつもお祭りごとは大好きだしな」
仁志はどうやら、焼く側ではなく食べる側に回るらしい。
肉奉行(?)に回った華子が居る限り、肉にありつけないことは無いだろう。
真治も、食べる側に回ることに決めた。
最初のコメントを投稿しよう!