幼なじみ

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「お、オイ?別に俺、変なこと・・・」 「っ、ごめん。私、後片付けしなきゃ!」 「華子!?」 逃げるように、華子は家に入って行ってしまった。 (片付けは、愛さんにでも任せておけばいいのにな・・・) そう思って呼び止めようとした真治だったが・・・涙声だった華子に声をかける勇気が持てず、そのまま見送ってしまった。 (俺の本音に感動して泣き出した・・・いや、あの華子に限ってそれは無いな・・・) これは真治の本音であり、今の真治の夢でもある。 6人みんな、誰1人欠けることなく、ずっと仲良く暮らしていく。 確かに、叶わない夢なのかもしれない。 いつか、この関係は壊れてしまうのかもしれない。 だから、この夏休み、親友たちと過ごす瞬間を無駄にしないために。 「俺も混ぜろ~!!」 真治は、みんなで過ごすこの時間を、大切にしようと思うのだった。
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