鳥と奴隷少女

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教室のドアを開け、ツバメを迎えたのはやんちゃそうな男の子と元気な女の子だ 「ツバメおせぇな。寝坊かよ」 「うるさいな、ザッハ」 ツバメを見て意地悪そうに笑う男の子ザッハ 「おはようツバメ!」 「おはよう、ティファ」 ツバメに明るく声をかける女の子ティファ ザッハは町の農家の息子で、 ティファは商人の娘 二人ともツバメの友達だ いつもは意地悪なザッハは今日はすごく興奮している 「ツバメ、知ってるか?今日から魔術やるらしいぞ」 ザッハは目を見開き、拳を上に掲げる 「絶対、強い魔術を覚えて兵士になる!」 ザッハの夢は兵士になること 農家を受け継ぐのはいやだといつも言っている だが、ティファは笑ってザッハに言う 「ザッハは剣でツバメに勝ったことないからムリでしょ!」 しかし、ザッハは鼻で笑う 「魔術だけでも強ければ兵士になれるんだぜ!知らなかったのか?それに、」 ビシッとツバメを指差す 「本気を出せばツバメより俺の方が強いぜ!」 ティファはザッハを見て笑い、ザッハはティファとツバメに兵士を語る その時、ツバメ達の教室のドアが開いた
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