鳥と奴隷少女

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「コノミ先生!コノミ先生!」 ドアを開けて入ってきたのは村人のゼスだ 三人で息切れしているゼスに駆け寄った 「おじさん、大丈夫?」 ツバメはゼスの背中をさする 「どうしたんだよゼスおじさん、慌てて入ってきてこの時間は授業中だぜ?」 ザッハがつまんなそうにゼスに聞く 「何処かケガ?」 ティファはゼスの顔色の悪さを見て慌てる 呼吸の落ち着いたゼスは三人に問い掛ける 「コノミ先生はどこだ? 大変な事が起きた」 「大変なこと?」 ティファは首を傾げる 「隣の湖の近くに奴隷の村があるのは知ってるな?」 「知ってるよ、立入禁止になってるとこだ!」 ツバメが思いついたように答える 「そこの奴隷の村が全焼したんだ!」 「えぇぇ!!?」 ザッハとティファは声を揃えて驚く 「なんで?!なんで全焼?」 ツバメはゼスに聞いた しかし、ゼスは静かに首を振った 「わしにもわからないんだ。 さっき、商人のテルさんから聞いたんだ。 今から他の奴らと様子を見に行くからコノミ先生にめ教えなくちゃな」 その時、コノミが教室に入ってきた
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