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鳥と知らせと初めまして
「どうしたのですか?」
教室に入室したコノミはゼスに聞く
「コノミ先生!実は大切なお話がありまして、」
ゼスはコノミに奴隷村の全焼の話をした
コノミの眉間に皺が深くなる
話を聞き終わり、しばらく考えるコノミはゆっくりと桃色の唇を開く
「他の奴隷村の村人は何処にいるの?
それに、全焼するなんて何が起こったのかしら」
ゼスは教室を出ようとする
「コノミ先生、子供達を家に帰してやってください。
今日は家でおとなしくしてた方がいい。
それと、ツバメ!」
「オレ?」
いきなり呼ばれるツバメ
「スズメも行くらしいから帰ってくるまでコノミ先生の所で大人しくしてろよ!
コノミ先生、お願いできますか?」
コノミはニッコリと笑顔になる
「はい、大丈夫です」
「じゃあ、わしは行きます。
ついでに子供達を送っていきますか?」
ゼスはザッハとティファを見る
「それなら私も行きます。
ツバメ君!暇だと思うからこの本でも読んでなさい、次の授業の予習です」
コノミは初級魔術本をツバメに渡した
「私の部屋であの娘の様子を見ててください」
小声でツバメに言うコノミ
悟られないようにツバメの頭を撫でる
「任せましたよ」
コノミ達は教室から出て行った
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