第1話 「終わりの始まり」
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第1話 「終わりの始まり」
森がざわめく闇の夜。 遠くで人の声がする中、私は重い足で落ち葉を潰す。 どれだけ小芝居を続けてこの山を歩き続けたか。 山を歩き続けた袴は草露を多く含み重く感じる。 白の小袖を飛び出た小枝が引き、私の行く手を阻む。 手にした剣も重さを増してくる。 柄の感触を指先で確かめながら、月も隠す枝の空を見上げる。
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