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『残光のガイア』に囚われた人は2、3ヶ月で4種類のグループに分かれた。
これが約半分だったが、クリアは無理と諦めて自ら命を絶った者達。
死にたくないと思って第1層から一歩も動こうとしない者達。3000人ぐらい
怯えてたら何も始まらないと思って適度に狩りに行く者達は1500人強
彼らにはいつの間にか『ミドルプレイヤー』と呼ばれるようになった。
そして元の世界に帰るために『残光のガイア』を攻略し続ける者は400人ぐらいと一番少ない。
今では『攻略組』と呼ばれ、『残光のガイア』に囚われた人にとって憧れの的になっている。
攻略組がミドルプレイヤーの狩り場に手を出すことはまずない。
攻略組の頭の中はフィールド制覇にのみ注がれ、中層に来ることは時間の無駄だと思っているからだ。
もちろんイベントの時はその限りではない。
さらに34層には鬱蒼(ウッソウ)と生い茂った森があって、視界がとても悪い。
索敵スキルがなければ不意を突かれて死ぬことだってあり得る。
だからミドルプレイヤーもあまり34層には来ない。
ここにはとても素晴らしい昼寝ポイントがあることをユウヤだけが知っていて誰にも秘密だ。
そして色とりどりの花が咲いている場所に着いた。
この場所はとても気持ちいい匂いがする。
この場所は木が日光を遮っている。
この場所はとても心地よく涼しい風が吹く。
そしてユウヤは昼寝した。
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