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「ルージャの森にはシラカスミソウが生えてるんです。
シラカスミソウは武器に風属性を加えることが出来るって聞いて、取りに行こうって言ったんです。
でも彼女は、サリアちゃんは行くのは止めようって言って
サリアちゃんと喧嘩して、一人でルージャの森に入ってきてやるって言ってしまったんです。
今はそんなことを言ったのは後悔してます。
索敵スキルが高いわけでもないのにここに行こう、なんて言った罰ですね」
オレは頭を掻きながら少女と目を合わせた。
「とりあえず、シラカスミソウを取りに行こうぜ。
こんな場所まで来て手ぶらで帰るってのも何だろ。
謝る時はシラカスミソウを持って謝ればいいさ。」
そう言って花のベッドを離れた。
目指すはシラカスミソウのある場所だ。
「っと。そう言えば名前を聞いてなかったな。何て名前?」
「あっ、テルーです。【群青銃士】でLv341です。」
群青って事は魔法属性は風と水か。それにしても
「340代でここに来るのは自殺行為だよ。人の昼寝を注意するより、レベルでも上げた方が良いよ」
「ぷぅう。そう言うあなたは何ですか?」
「オレ?
レベルは秘密だけど、【片手剣士】でユウヤって名前」
テルーが付いてきながらのんびり歩いた。
しばらく歩いていると、アイアンベアーとエンカウントした。
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