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「ああああああぁぁぁぁぁぁ」
アイアンベアーと向き合っているとテルーが大声を出した。
ウルサくて耳を塞ぐとテルーは裾を引っ張った。
「ユウヤさん、このアイアンベアーさっきわたしを襲ったモンスターですよ。
ほら、首に銃痕が残ってますし。」
時間を稼いでしまったのかどんどんモンスターが現れてきた。
ヒイ、フウ、ミイ、ヤア……………少なくとも20体ぐらいだろう。
「ユウヤさん、これからどうするんですかぁ?」
テルーは泣きそうになりながら聞いてきた。
オレ一人でならくぐり抜けられるけど、守りながらってのはかなり難しい。
「少しの間、こいつ等の攻撃に耐えきれる自信ある?」
「3、4分ぐらいだけですよ。」
「それで十分。その間何としても生き延びてね」
そう言い残してダガーを投げた。
何本かは当たりライフゲージをゼロにした。そして襲われる前にアイアンベアーの1匹に駆け寄り、《クロススラッシュ》を急所に当てた。
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