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「ユウヤじゃねえか!」
59層で走っているといきなり大声で話しかけられた。
話しかけてきたのは第1層で出会ったアツシだった。
うしろには例の仲間が6人いる
「ギルド『風林火山』のリーダーさんは何してんだ?」
「何って、フロアボスを捜してんのよ。」
軽く驚いた。
いくら一日空けたとはいえ、そんな簡単に情報を掴むなんて
じゃあちょっと自慢してやろうかな
「あのリザードロードって誰が倒したの?」
「聞いて驚くなよ。
なんと四大ギルド最弱のブルフォレが5体とも倒したらしいぜ」
一瞬転びかけた。
可哀想だったからフロアボス攻略には連れて行ってやろうと思ったのに、
そんな裏切りをしますか。
ならリザードロード全滅の名誉があるからブルーフォレストに手柄は要らないな。
「なあなあ、お前等ももしかしてフロアボスを捜してんのか?」
「おう。そうだぜ」
「じゃあここでお別れだな。オレは先にフロアボスの間に行く。絶対ついてくんなよ。オレは経験値が欲しいんだから」
そう言って向かってた方向と別の方に走った。
一応アツシも頭は切れるから絶対追いかけてこないはずだ。
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