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「だからね、桜ちゃんに封印を解いて欲しいんだ。」
どうすればいいの?
「それは簡単だよ。僕の名前を読んでくれればいい。僕の名前は竜斗だ。」
変わった名前なのね。・・・私の友達になって、竜斗。
「ありがとう、桜・・」
少女が名前を呼ぶと、書物から黒い煙のようなものが出てきた。それを少女は驚きもせず、じっと見ていた。
すると、その煙は少女の体へと入っていき、少女はそのまま気を失った。
書物には封印の文字が消え、真っ白になっていた。
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