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しかし、若狭に主催を頼むなんてギャンブルな・・・
いやもしかしたら、若狭と同じ学科で橋渡しをお願いしたとか？
教室の末席をキープしながら、配布物が無いか確認をする。
無しか。
ななめ少し前にいつも講義のたびにノートをびっちり書いてる奴がいることを確認し、俺は早々に身を崩した。
（テキトウに聞いて後はあいつのノート借りよ。）
俺は肩肘付いて眠る体勢になった。
なんにせよ急なセッティングだったのは間違いない。
もう夕方と言う頃に今夜の話を持ち出してきたんだから。
人数の欠員か何かだろう。
現在フリーな俺だが、今は狙いの女もいないしで、都合のいい盛り上げ要員の自覚はある。
そんな所かと読みつつ、手持ちの酒代を明日に脳内繰り越しした。
急な話なんだからそこら辺は、な？ 当然の利益だぜ。今日は若狭の奢り決ッ定。
鐘がなり、講師の子守唄が始まった。
……しかし、テアタマセンター前は、ちょっと不味いんだよなー。俺的に。
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