CAFE&BAR

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お手頃なホテルの前まで来たときだった。 メール受信のバイブでセフレが声をあげた。 「あんヤダ、だぁれ?」 「ん?あー…」 若狭だった。見れば待ち合わせ時間を30分は過ぎている。 「やっべ。忘れてた」 抱きつく腕を下ろしてメールを開く。 ----- 【タイトル】天谷君へ 【本文】ダメなら連絡ください ----- 「だっさー。イマドキ『君へ』なんてつける?」 「……」 コレはちょっと不味いかもしれない。
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