12人が本棚に入れています
本棚に追加
「俺のどこが天然?」
犬のような目をする片岡は
佳穂に向けて問いかけてくる
すべて。むしろ存在事態。
と、言いたいを我慢して栞の話題に佳穂はさりげなく戻す
「別にそれは、いいから栞を見た場所って下波駅でしょ?」
下波駅。
それは、栞との待ち合わせ場所
佳穂のその問いに、大正解とでも言いたそうに首を激しく上下に振る片岡は
まさに犬だ。
「そうそう!良くわかったね!
なんで??」
「ちょっと、待ち合わせしてたから、そうかなってね…」
(詳しくは言えないけどね。)
「な~んだ
あんな時間に一人で、花壇いじってたから、てっきり食材でも探してるのかと思っちゃったよ」
なわけあるか……って、え?
「いや、今思えば
何かチカチカ光ってる物を埋めてた気もするけど…
でも、勘違いだとおも
って、えっ💦
どうしたの!?佳穂ちゃん!」
最初のコメントを投稿しよう!