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それから、佳穂は走ってここまできた
最初の佳穂は、風邪だろうと本気で思っていた
でも、片岡の話を聞く限り、栞が普通だとは思えない
「この花壇かな?」
片岡が言った、チカチカ光りを出すもの
返信は絶対する主義の栞が、昨日佳穂の送ったメールに返信を返さなかったわけ
佳穂のただの勘に過ぎないかも知れなかったけど
嫌な予感しか、しなかった。
そこにあるもの…
それを見ずにはいられない
「……あった。」
佳穂の手にあったのは
“携帯電話”それは栞のもの
「なんで?どうして携帯をこんなところに埋めた?
いったい昨日の夜、栞に何があった?」
疑問は沢山でる
でも、答えなんかを考えるより先に、佳穂は手の中にある携帯をチェックしだした。
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