一章

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18:32 from:浅田 栞 題名:無題 本文 ヤッホー\(^o^)/ まだ、勉強中かな? 待ち合わせ場所はいつもの駅にしました! そこからもさほど遠くないし グットアイディアでしょ☆ あと、いい友達があったんだ 早く、友達で遊びたいから時間はいっぱいあるんだけどなるべく早くスタートしたいから宜しくね 絶対、あそぼうね!!      ----END---- つい、一時間前のメール 塾は今終わり、とっくに待ち合わせ時間は過ぎていた ケータイの電源を切っていたのでメールの返信もしていない訳で… 「さすがに、シカトだとか思って、もう、待ってないだろうな」 「でも…」 もう一度、さっき見た文に目を通してみる 「このメール。 ところどころ、変だけど… むしろ“友達”って誰だろう? 後で自己紹介するつもりだった? …まっ、いっか。とりあえず、返信しなきゃマズイよね」 “遊べなかった” と、いうよりは 始めから遊ぶ気は、佳穂にはなかった 目の前の仲がいい友達が、必死そうだったのでただ無理とは言えず、とりあえず言っただけ そしたら、向こうがのってきてしまったのだ 「まさか、7時でもいいっていうなんて思わなかったなぁ」 この時は、メールにあった友達と遊んでると思っていたから 佳穂にたいした罪悪感はなかったかも知れない
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