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話がついたみたいで、龍がこちらに近づいてきた。
「智明は俺と圭太についてきて敵の殲滅のサポートを頼む。真胡はどういうもんなのか今回は見学しといてくれ、彰は…まぁノンビリしとけ」
「俺の仕事無しですか…まぁいいや」
そう言ってモニターを取り出す彰。
このゲームの世界に入り込むさいに、いくつかの物が配布される。
モニターもそのなかの一つだ。
モニターには僕、圭太、龍の姿が頭上から映し出されいていた。
「ねー彰、それどうやって出せばいいの?」
「あぁ…ポケットの中にこういうの入ってない?」
そう言って彰はモニターを小さくして、モニターの原型を真胡に見せた。
「あ、あった!」
「それを強く握って話せば…ホラ」
彰が言ったようにすると、先程のモニターが再び現れた。
「あ、そうだな、彰は真胡に色々と教えといてくれ。俺らはそろそろ行ってくる」
「了解~」
会話が終わると龍が駆け出す。
それに僕と圭太がついてく形になった。
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