イベント当日

8/11
前へ
/52ページ
次へ
「コイツの相手は俺が!」 重装備の男は低い声でそう言った。 その手には槍と大きな盾があった。 「アンタ一人じゃ力不足だね!」 そう言って圭太は走っていたことによる助走を生かして、思いっきり踏み込む。 男は圭太に突きを放とうとしたけど… 「遅いよ!」 それよりも早く圭太が大剣を振り、男を吹き飛ばす。 「ガッ!」 バコォォン! 吹き飛ばされた男は騒音と共にビルの壁にめり込んだ。 ――あれじゃぁもう戦闘不能だろうな… ともかく、これで人数は4人になった。 だけど既に龍が二人の男と対峙していた。
/52ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加