マークの就活

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「おやすみなさい」 マークは元気よく挨拶をし、面接官が促す前にすぐに椅子に座った 言われる前に行動することが大事さ  今の若いやつらは、言われなきゃ行動しない怠け者ばかりだ 面接官は3人だ メガネをかけたやつと、かけてないやつと、どちらでもないやつだ メガネ野郎が質問した 「君は今椅子に座っているが、誰が座っていいと言った?」 マークはこれは圧迫質問だと見抜いた こういうのはユニークに返すにかぎる 「こいつがいいましたぁ」 マークはポケットからコーラを取り出した そしてコーラに話しかけた 「お前は私に椅子に座っていいと言ったよな?」 そしてコーラのフタをあけた プシュっと音がした 「ほーら、今、はいと答えたでしょ?ぷしゅってのは英語ではいって意味なんですお」 メガネンはそうかと言い、次の質問をした 「履歴書には志望理由が家から近いからと書かれておりますが、他には?」 マークは即答した「家から遠いから」 次にメガネをかけていない野郎が尋ねてきた 「君の長所は何?」 マークは微笑んだ 「長所は前科がないことです」 ノーメガネ野郎は「そんなの当たりまえでしょ?」と口をとがらせた  マークはキレた「ああん?何が当たり前なんだ 当たり前なら警察も裁判所もいらんだろ 当たり前じゃないから存在するのだよ これは立派な長所だ」
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