マークのデート

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幸いにもあの会社から内定をもらうことができて一安心  今日はデートだ  いつもの時計台の下でマークは待っていた  3時間遅くきたが、まだ来ていない 「ううむ、少しはやすぎたか?」 そして30分、45分、60分と時間がたつ マークはいらいらしてきた 「忘れてんのか?すっぽかしか?もう待てない」 キレたマークは地面を踏みつけて去っていった こんなに不愉快な思いをしたことはない このイライラを収めるためにマークはピンポンダッシュをすることにした   これほどスリルのあるゲームはない だが普通にやったんじゃつまらないもんだ そこで天才のひらめきだ ピンポンを押す前にダッシュするのさ 結果的にピンポンは押せないわけだが、普通のピンポンダッシュより面白いのは確かだ マークは100回ほどこのピンポンダッシュを決行し満足した 家に帰ったマークは驚いた 恋人が玄関の前に立っていたからだ マークははっと思い出した 「あ、そうだった 昨日時計台前から玄関前にペコちゃんを移したのをすっかり忘れていた なんで行くとき気づかなかったのだろう」 マークはペコちゃんに謝った
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