GWの転入生

3/12
前へ
/143ページ
次へ
これはそんな学校が舞台の物語 1 GWの転入生…  正直俺にそれだけの価値があるとは思はない、しかしジジイこと源十郎に頼まれたのだから、無下にも出来ない。 「はい、こっちが保健室で…って、聞いてますか!」 そんな俺の心中を無視してかなりハイなこの女、俺の担任になる「真理」先生、見た目からは想像もできないが、この人はジジイの孫でジジイに引けを取らない異能者だそうだ。 「それからここが食堂でね、あそこに見えるデカイ建物が体育館兼訓練場」 そんな感じで実はもう一時間近く学校の案内が行われている。 「なあ、もう寮に行って休みたいんだけど」 すると真理先生は急に涙目になり 「そんなに私といるのが嫌なの!」 面倒くさい人だ、しかし本当に泣き出しそう
/143ページ

最初のコメントを投稿しよう!

31人が本棚に入れています
本棚に追加