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まさかこんなに率直な嫌われ方をするとは思わなかった。
レオンと真理先生は苦笑いをしていた。
その様子から彼は好戦的なのだと分かる、とりあえず言われたとおりに表に出ると、寮の窓からのぞいている者がちらほら見えた。
「おい転入生、武装しろ」
そういって彼方はひと振りの刀を持っていた。「先生!武装って!!」
ただの喧嘩になると思っていた俺は面食らった。学生の喧嘩に得物が出るとは、真理先生は彼の刀程の長さの箱をよこした。
「学長から真琴君にだって」
箱の封を解き、布にくるまれた何かと一緒に手紙が入っていた。
「真琴へ、これはこの世界の均衡を保つ仕事に就く君には必要になるだろう、以前私が壊した物に極力似せてはある、大事に使ってくれ」
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