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突然腕を掴まれ、
体が強張る。
『………雄也…』
「タトゥーの大きさなんて
関係ねーだろ…?そんなの
慧が一番知ってるだろ…」
雄也の目が黒く、
澄んでいた。
『っ////』
恥ずかしいっ……
こんな感情的に
なって…
DOLLに感情なんて
必要無いのに…
『馬鹿みたいだな…
………本当に』
「慧、」
『俺…本当に……』
俺の腕を掴んでいた
雄也の力が
いきなり強くなった。
『いっ…つ……』
「だから!!それが
慧"らしく"
無いんだよ!!!!」
初めて雄也なんかに
怒鳴られた。
だいたいにして、
俺"らしく"って
なんだよ…
「なんでタトゥーなんかで
価値観決めんだよ!!!!」
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