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『…………まさか…?』
「ご、ごめっ」
ベッドに力無く座った
俺に駆け寄る慧。
泣きそうな瞳で
俺を見上げた。
「違うっ……!
聞いてよ雄也ぁ!」
裸の慧が俺に縋ると、
直に体温が伝わった。
解ってる。
慧が"約束"を
自分から破るような
奴じゃない事くらい…
「あっちが…あっちが
俺にっ………!」
やっぱり…
『会ったんだね』
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