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人間は嫌いだけど、
馬鹿な人間は大好き…。
『ｸｽｯ』
足が自然に
あの場所へと
向かう。
本当は願っても
行きたく無い……
だけど、今しか無い。
いつまでもこんな所で
迷ってる暇なんて無いし。
それに俺だって
抜け出したいから。
でも…
兄様達は嫌い。
慧以外は兄弟なんて
認めたくない…
とくに…
末弟だけは。
『はぁ…………』
森の奥へと足を
踏み入れた。
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