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『じゃあ、雄也』
そっぽを向いて、
呟いた。
「それでいんだよ」
やっぱり、猫かぶって
もらってた方が雄也は
扱いやすかったかも…。
今更後悔…。
「で、本題なんだけど……」
突然、声色を変えた
雄也に気付き、俺も
正面を見た。
「宏太兄は正面、光兄と
一緒に暮らせるのは
危ないと思っている。
慧も、俺も…」
『………は？』
突然の事に頭が
混乱した。
『っ………！』
「宏太兄は、光兄が知ってる
事を自分も知らないと、
異常なまでに混乱して
パニック状態になる…
さっきもそうだ。あれは
只の嫉妬じゃないっ」
自分でも薄々
気付いてた事だから…
核心を突かれ、
驚いただけだと思う。
きっと何処かで
気付いてた。
「少しの事だけでも
こうなるんだよ？紫の
強い気圧に触れたら
間違い無く宏太兄は
…消えるよ？」
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