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『……………』
解ら無い。
だから雄也を
呼んだんだ。
俺なんかが解決して
いいような事じゃないから…
「慧」
『…………』
「俺は一旦紅薔薇(兄様)を
慧の家に置いて来るから。
その間に考えろ」
『えっ』
羽を広げる雄也。
「大丈夫。慧には
出来るから。
俺が保障する!」
『雄也っ!』
一度だけ笑って、
飛び立つ雄也。
黒い羽が何枚か、
地面に落ちた。
『………………』
怖い。
失敗なんか…
『っ、』
考えないと。
考えろ…。
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