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       出来たとしても、  双子DOLLのような  関係だけ。  「早くしないと碧薔薇の   兄様が壊れるよ…?」  ニヤニヤしながら、  急かす紫。  こんなの……  『無理に決まってる………』  「そう?なら碧薔薇の兄様は   消えるまでだな」  さっきよりも茨が  体中に巻き着いた。  刺(とげ)が刺さらないのは  きっと紫の茨だから。  「たかが一回のキスで   碧薔薇(兄様)は   救われるのに……」  苦しむ碧薔薇の兄様の  声がここまで響いた。  『っ、』  「こんな弟を持って   お可哀相に」  紫は笑いながら、  俺の体に手を走らせる。  『っ、あっ////』  ガクッと膝が折れ、  ひざまずいた。  末弟にひざまずくなんて…  「なんかこの体制   エロいよね」  『っ////』  茨が服の中にまで  入り込み、上手く  声が出せない…  
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