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指の先にまで神経を
集中させた。
バッと一気に、
辺りを黒い気が包む。
俺は、一度だけ小さく
笑ってから大貴を見た。
『死にたくは無い?』
「クスクス…。またまた、
そんな御冗談を…」
『へー…………
冗談……ねぇ……』
パキパキと音がして、
俺の目の前に、黒い
気の固まりが出来始めた。
「命濃いをする嵌めに
なるのは雄也……
テメェだよッッ!!!!!!!!!!」
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