-8-

7/7
前へ
/128ページ
次へ
       『慧?聞いて…』  「やっ…来ないで……   来ないでよっ…」  弱々しく、少しずつ  後ろへと下がる慧。  俺は、足を止めて  慧を見た。  「幾ら雄也でもここまで   酷い事なんかしない……   雄也じゃない…」  『俺は俺だよ?慧』  「違う…!違うよっ!」  目を閉じ、耳を  塞ぐ慧の周りを  翠茨が囲んだ。  余程、嫌われたな。  『ははっ………   じゃあもういいや。   俺は碧薔薇の所   行って来るわ』  慧を通り過ぎ、  二人の家へと行った。  『光…………?』  静かに扉を開け、  中を確認した。  『光ッッ!?!?!?!?!?』  
/128ページ

最初のコメントを投稿しよう!

288人が本棚に入れています
本棚に追加