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俺らは、目覚めた時から
この町に居る。
…理由は知らない。
若い人に…
名前を言われ…
"俺ら"が造られた
事だけを知らされた。
『俺らは、弟達に
会えるのかな…?』
窓に手をあて、
外を見る。
「会えるよ、
きっとね………」
トンッと、俺を包む
ように光も窓に、
手をついた。
俺らの体は、生身の
人間と全く変わらない。
只……
背中にそれぞれ
タトゥーが
刻まれてるけど…。
『光……//』
「宏太…」
恋をすれば、
ドキドキもする。
「愛してるよ…」
光の綺麗な目。
弟だけど…
カッコイイ姿。
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