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しばらくしても 父さんは帰ってこない 心配性の母さんは ずっと父さんの事を心配していた 俺は父さんの事だから 大丈夫だろと思った しかしいつになっても 父さんは帰ってこない 『さすがにコンビニで 買い物するには遅いんじゃないか?』 と俺も心配になった プルルルル 家の電話が鳴った 俺はちょうど電話の隣にいたので電話に出た 「…はい、もしもし」 『三宅さんですか?』 電話に出た限り相手は男だった 「……はい」 『お宅の夫がですね…』 相手は30歳ぐらいの男だった 父さんの事を言ってるが まずお前は誰なんだと言いたかった そんな思いもそっちのけで男は続けた 『事故起こしました』 相手は警察なんだなと悟る前に 俺は頭が真っ白になった 「……え?」 _
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