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｢俺だって、こんなことになるんだったら
出会わなければ良かった｣
好きな人を傷つけるくらいなら
最初から、この出会いなんか
無ければよかったのに
俺は君と出会えて色んなことを知った
君と出会えて良かったって思えた
―…ついさっきまで、は
ずっと前から
君は俺のことが大嫌いだった
嫌いな理由も知らないで、
俺はずっと君を思い続けていた
知らない間に
君の傷を深くしていただけだった…
｢………｣
二人だけの屋上は
寒くて、冷たい風の音しか聞こえなかった
ねぇ
君は俺の前に立ってるけど
今君の瞳には誰が映っていますか？
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