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そんな彼に恋をした私が彼と一緒のグループを望むのは当然です!!
「オイッあんたらなぁ体育のグループが決まっただけでそんなに騒ぐな。」
冷静な声が教室に響いた。
「江菜」(えな)だ。江菜はこの学年の委員長なの!頭も良くて、運動もできて、人望もある。完璧人間なのである!!
まぁ江菜の説明はここまで。
それより相変わらず、江菜は冷静だなぁ。
江菜の声に怖じけづいたのか、みんなはシーンとなってしまった。
いや、「みんな」ではない。
「なに、みんな静かになっちゃてんの。みんな好きなヤツがどのグループか気になるだろ!」
「春花」だ。全く春花は…。(春花の説明は第2章を読んでね。)
「バシッお前何言ってだよ。」
「だってさ~。」
「だってもこうもない。」
「はい。」
江菜の言葉に負けて、春花も静かになり、その場から人がいなくなった。
人がいなくなったところで、私はグループが書いてある紙を見に行った。
「やった~~~!!!」
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