えり

5/5
前へ
/22ページ
次へ
泣き出した。 …が、そんなの関係ない。 むしろ、やりやすくなった。 俺はまた、いつも通りに無理矢理ヤった。 ―――――――――― ――――――― ――――― 「………」 女は無言。 ただ、ひたすらしゃくり上げている。 馬鹿か。 俺に逆らうからそうなるんだ。 自分の乱れた制服を直して、出ていこうとしたら、女がつぶやいた。 「…昔とは違うんだね」 なんのことか分からなかったから、シカトした。 本当は分かってたけど。 女は、小川えり。 俺が幼いときの―――。 分かったことは2つ。 今朝ヤったのが、えりの友達。 もうひとつは、何故か知らないが。 胸の、痛み。 .
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加