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マクロン王国
「くっ……ここまで手こずってしまうとは…」
膝を着き,息荒く言った。
「ふぅ…この戦いは歴史に残るほどのヤバさジャなホッホッホ。」
男が顎に蓄えた長い髭を撫でる。
「呑気な発言をしてらっしゃるな父上。」
「たわけ!戦いの時は導師様と呼べ!小童が!!……これでも焦ってる方なんジャぞ。」
「存じておりますよ導師様。私はあなたの弟子ですからね。」
力なく微笑み,立ち上がる。
「早く!早く立て直さないと次の軍が来るわっ。」
「西と南の砦,崩壊寸前!!!」
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