序章 終結と始動

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とても古い、大きな家。 ここが俺達のアジトだ。 部屋は小さな部屋が4つ、大きな部屋が2つという、なかなかの広さを持つ家だ。住み心地は…………察してほしい。 背丈より少し高い木の扉を叩く。 硬い木を殴ったような音が鳴った。 「入れ!」 中からリーダーの声。そして、話し声が聞こえた。 何か用事かな。それとも、また依頼が? どちらにせよ、俺は言われた事をこなすだけだ。強制ではない。俺が選んだ道。 一息置いてから扉を開ける。 入ってすぐには広い部屋だ。真ん中に古いテーブル、奥には暖炉。 そのほかには何も置いていない。 そして、3人の大人がテーブルを囲むように立っていた。
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