☆第1章☆

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朝、お母さんたちの言い争う声で目が覚めた。 …毎朝のことだ。 私はうんざりしながら部屋を出た。 廊下に出ると、お兄ちゃんがいた。 「お兄ちゃん、おはよう。」 私があいさつすると、お兄ちゃんは眠そうな目を開き、 「おぉ、舞花。おはよう。」 と、返してくれた。 私の名前は 藤倉 舞花(フジクラ マイカ) 今、目の前にいる男の人は、 藤倉 (フジクラ シノブ) 私のお兄ちゃんだ。 お兄ちゃんは、私にあいさつすると、バスルームの方へ行った。 私も、お兄ちゃんの後を追った。
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