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いや…!
首元を強く押し、いや、もはや思いっきり絞めたけど全然止めてくれない。
それどころか怒ったように拘束する力が更に強くなり、逃げる隙なんてない。
「ンッ~!」
本当にやだって!
20秒はたっただろうか、涙が溢れてきたところで、男は離れた。
飄々とした表情で。
信じられんない!
車を降りドアも閉めずに、走ってエレベーターに向かった。
【↑】【閉】【3】ボタンをそれぞれ連打しまくった。
なにあれ!なにあいつ!!
玄関にたどり着き、座り込んだ。
そこに、白くてふわもこな『まっしゅ』がお迎えにきてくれた。
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