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怖い…逃げられない…
けれど、どうにかならないかと脳を働かせている。
その間に、ホストさんの目的地に着いてしまったのか?あるパーキングに入り、精算をしている。
追いついてしまった私は後ろに立ち、ため息をついた。
「今すぐ払えないなら家教えろ。車で送る。」
スーツのポケットからキーと煙草を取り出し火をつけた。
「家?携帯だけじゃ駄目ですか?」
「無理。」
いや、無理じゃないと思います。そこまでする?第一全額弁償はおかしいでしょ!でも声にだす事はできない…
車のロックが解除する音が聞こえた。
「乗れ。連絡しとけば?」
何故こんな事に…
のろのろと車に近づきドアを開けた。
「失礼します。」
初めてです。革のシートの車に乗るのは。
とにかく二人に連絡しなきゃ。
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