■□腕の中□■
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「ふぅん、そう」 雪弥さんは興味なさそうにあくびを1つし、背を向け目を閉じた。 あ、あれ? 私、選択肢間違えた? 急にぽっかり開いた両脇。 いたたまれなくてそっと手を伸ばす。 「……ゆ、雪弥……さん?」 「……なんですか」 なんだか不機嫌そうな声。
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