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「逃がした……これは、解決したのか?」
疑問に思ったグローがシェイドに不機嫌な顔をして、投げ掛ける。
「どうだろう……被害は出てないし、大丈夫なんじゃ…………クリマ? どうしたんだい?」
二人の会話に入ってこなく、突っ立ったままのクリマにシェイドは首を傾げながら声を掛けた。
「――ううん。なんでもないわ……そうね、一度ギルドに戻って事情を説明してみましょうよ」
クリマは少し考え込んだ後、シェイド達へと振り向き笑顔で言い返す。
シェイドは、そんな行動が腑に落ちなかったが
「――? わかった、そうしようか」
クリマの言葉に賛成をし、三人はハンターギルドへと戻る事にした。
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