終わり無きプロローグ

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 ……俺は5人に出会えて良かった。  出逢わなければ、俺は駄目になっていたかもしれない。  出逢わなければ、、何も知らないのままだった。  出逢わなければ、ただの人だったのかもしれない。 「あの『生徒会』に入らなければ普通の学校生活をおくれたものの………。何故そんな奴の味方をする?」  普通の学校生活?  そんなものはとうの昔に無くなってる。  いや……もう今の生活が『普通』なのかもしれない。 「フッ…………」 俺は口元を釣り上げ言い放った。 「貴様みたいな阿呆野郎に鍵を………鍵の大切なモノを馬鹿にしないでくれないか?」 「貴様…………」 奴は額から青筋が浮き拳を握り締めていた。 かなりご立腹のようだ………。 「阿呆野郎………確かにそうかもな……」 隣にいる鍵も奴を見て静かに笑っていた。
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