ボルテクスワールド

7/116
前へ
/116ページ
次へ
「陽光」 澄み渡る青空の下 僕の未来は破裂していた 僕は畑の中に捨てられていた 空腹のあまり 芋の葉をかじりつづけていた 泣きじゃくり 母を呼んでいた 僕の泣き声は 澄み渡る青空の下 すこしあたたかくなった風に ふわりと溶けていた
/116ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加