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夜になった
抗がん剤治療をやめたせいで癌の猛威は勢いを増し、少年を死に大きく近づけた
お母さん…
苦しいよ……助けて…
お母さん…
まだ生きたいよ
お母さんが何か言っている
「剛!剛!頑張って…生きて…1人にしないで…」
お母さんが泣いてる…
僕もまだ頑張りたいよ…
でもとても辛いんだ…
小さな声でお母さんに言った
「お…母さ…ん」
「剛…」
「生き…たい…よぉ」
お母さんは僕に抱きついた
意識が掠れてゆく…
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