プロローグ

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「今からお昼ですか?」 「ええ、一緒に来る?」 陽野が誘いの言葉を掛ける。 まあ、食事は大勢でしたほうが楽しいし美味いからな。 「よし、先輩命令だ!一緒に食事せよ」 俺も誘ってみた。 「分かりました隊長!一緒に行きます」 「テッテレー♪、魔術師ロエンが仲間に加わった。」 ウィンがしょうもない事を言っていた。 「今日もいつもの場所ですか?」 「ああ、屋上のレストランだ」 この学校の屋上には、全天候型のレストランがある。 なぜ全天候型なのか、それは魔術フィールドによって守られているので、雨や風や紫外線まで綺麗にカットしてくれているからである。 しかも、内部からの見た目はいつでも晴天である。 また、時間によって朝、昼、夕の演出があったり、フィールド解除による自然の演出などもある(この場合は事前に通達される) また、椅子とテーブルは木製で白く塗ってあり、パラソルまで付いたいわゆるオシャレなカフェのようなものになっている。 そのレストランが俺達のいつもの食事場所だ。 扉を開けて、屋上に出る。 昼休みなので、もちろん生徒達がワイワイやっているが、かなりのスペースがあるので余裕がある。 「あ、先輩あそこ空いてますよ」 ロエンが空いてる席を見つけたので、皆で移動して座る。 「あー、何にするかねー」
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