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カッキィィィン…!!
銀泉『右中間抜けたー!!カズくーん!!いけぇ!!』
結紀『カズ兄ちゃん頑張ってー!!』
駿足の特攻隊長、1番バッターはカズ。
打球は右中間を抜けて、外野がボールを拾いに走る。
その間にカズは二塁に到達。
俺達のチームは歓声を上げる。
そして、俺は四番。
順々に俺の番が回ってくる。
銀泉『一丁暴れてやりますか!』
バッドを担ぎバッターボックスに向かう。
結紀『お兄ちゃん頑張って!』
薫『司朗君!頑張って!』
銀泉『おうよ!!』
このロングヘアーなかわい子ちゃんは若宮 薫。
幼なじみでしかも結構可愛いくて有名だ。
ドラえもん内で言うしずかちゃん的存在だった。
銀泉『オラ来いヘボピー!!俺の前ではお前の球なんざ、所詮は止まった革の固まりに過ぎん!バックスクリーンに叩き込んでやる!!』
バッターボックスっで叫ぶ俺。
カズ『バックスクリーンとかねぇし…。ここ河原じゃんか…。』
薫『司朗君。いつも元気だね。』
結紀『元気過ぎて困っちゃうくらいだよ。いっつもお母さんと喧嘩ばっかりしてさ。庇う僕の身にもなってよ。』
薫『ユウ君はしっかり者だね。あんな暴れん坊なお兄ちゃんを庇うなんて…。…ユウ君はお兄ちゃん大好き?』
結紀『うん!!大大大大大だ~い好き!!』
カズ『大付けすぎだろ!』
薫『司朗君はうらやましいね。こんないい弟持ってて。』
筒井『コンニャロ~!言わせとけばいい気になりやがって~!』
銀泉『とっとと投げろ!貴様の頭上には既に死兆星が輝いている。』
筒井『北斗の拳かよ!!』
ただ今のヘボピッチャーは筒井 一。
愛称はツッツーやハジメ、ツツなど沢山ある愛嬌たっぷりの憎めない奴。
前者二名と同じく幼なじみだ。
筒井『わぁーかったよ!!投げてやらぁ!!俺の魔球を喰らえ!!南斗千刺貫手!!』
ビシュッ!!
銀泉『ホ~…アタァ!!』
思い切りのフルスイング!!
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